2023年10月11日の王座戦5番勝負第四局にて藤井聡太名人・竜王が永瀬王座に勝利し王座のタイトルを獲得し、8大タイトル全てを獲得。藤井聡太八冠となりました!
こんな稀代の天才棋士と同じ時代に生き、将棋を楽しめることって幸せです。
そんな藤井聡太八冠が獲得したタイトル戦、まだ獲得していないタイトル戦って
時期はいつ行われているの?毎年同じ時期に行われているの?
気になります!
答えを先に言いますと、
『将棋のタイトル戦は、毎年同じ時期に開催されています』
ただし、開催場所はその年によって違ったり順番の変更があります。
この記事で2023年のタイトル戦スケジュールを知って、いっぱい藤井聡太八冠を応援しましょう。
【気になる!!】将棋のタイトル戦の賞金はいくらなの?
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将棋のタイトル戦は毎年時期があります
将棋のタイトル戦は、原則同じ時期に同じ棋戦が行われます。
8大タイトル戦がそれぞれ過密日程で行われますので、タイトル戦の時期を変更する事自体が難しいです。
なので日本将棋連盟が決めた日程で毎年行われています。
以下が2023年に行われた、または行われるタイトル戦です。
第72期ALSOK杯王将戦七番勝負(1月8、9日~3月25、26日)
藤井聡太王将 4勝 × 羽生善治九段 2勝
藤井聡太王将 防衛
第48期棋王戦コナミグループ杯五番勝負(2月5日~3月29日)
渡辺明棋王 1勝 × 藤井聡太竜王 3勝
藤井聡太竜王 棋王タイトル獲得
第81期名人戦七番勝負(4月5,6日~5月31、6月1日)
渡辺明名人 1勝 × 藤井聡太竜王 4勝
藤井聡太竜王 名人タイトル獲得
第8期叡王戦五番勝負(4月11日~5月28日)
藤井聡太叡王 3勝 × 菅井竜也八段 1勝
藤井聡太叡王 防衛
第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負(6月5日~7月18日)
藤井聡太棋聖 3勝 × 佐々木大地七段 1勝
藤井聡太棋聖 防衛
第64期伊藤園お~いお茶杯王位戦七番勝負(7月7,8日~8月22、23日)
藤井聡太王位 4勝 × 佐々木大地七段 1勝
藤井聡太王位 防衛
第71期王座戦(8月31日~10月11日)
永瀬拓矢王座 1勝 × 藤井聡太竜王・名人 3勝
藤井聡太竜王・名人 王座タイトル獲得
第36期竜王戦(10月6,7日~)
藤井聡太竜王 1勝 × 伊藤匠七段 0勝(※10月11日時点)
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将棋のタイトル戦の仕組み
タイトル戦は予選トーナメントやグループ戦を勝ち上がった棋士が挑戦者となり、タイトル保持者と番勝負を行います。
タイトル戦の流れを一例に挙げますと
予選グループ→本戦トーナメント→挑戦者決定→タイトル戦開催→タイトル戦終了
→翌年の予選グループ戦
といった流れで行われるタイトル戦が主流です(名人戦は順位戦A級の総当たり戦での勝者なのでA級在籍者のみ参加資格あり)
将棋で8冠を達成したのは誰?
2017年に叡王戦がタイトル戦に昇格されて、8大タイトルとなりました。
タイトル戦が7つの時代に、羽生善治九段が25歳で史上初めての七冠独占を達成されています。
【タイトル戦完全制覇】という意味で最初に達成されたのは羽生善治九段です。
8大タイトル戦になって、初めて8冠を達成する権利を得た藤井聡太竜王・名人ですが、2023年10月11日に王座戦第四局にて永瀬王座を下し、遂に8大タイトルすべて獲得。
『藤井聡太八冠』となりました!
21歳での達成もさることながら、タイトル戦(挑戦、防衛)すべて負け知らずで達成したことが凄すぎます。
今後は、この最強棋士から如何にしてタイトルを奪取するか?
それは誰が成し遂げられるか?
既存の強豪棋士なのか?
これから現れる若手棋士なのか?
そんな挑戦者を物ともせず最強棋士として君臨するのか?目が離せませんね!
将棋の8大タイトルとは?|叡王戦が加わってから8になりました
将棋の疑問Q&A
では、将棋のタイトル戦の記事について、よくあるあるな疑問にお答えしていきます。
なるべく分かりやすく書いたので、じっくり読んでみてください。
将棋のタイトル戦は何月にあるの?
毎月タイトル戦のどれかが行われています。
毎月タイトル戦が楽しめるよう、日本将棋連盟も考えて日程を決めています。
1~3月 王将戦
2~3月 棋王戦
4~6月 名人戦
4~6月 叡王戦
6~8月 棋聖戦
7~9月 王位戦
9~10月 王座戦
10~12月 竜王戦
将棋のタイトル戦は年に何回?
将棋のタイトル戦は『8大タイトル』と言われていて年に8つあります。
2022年での格付け順は
1位 竜王戦
2位 名人戦
3位 王位戦
4位 叡王戦
5位 王座戦
6位 棋王戦
7位 王将戦
8位 棋聖戦
となっています。
なお、この序列は賞金額によって決められていますので、タイトル戦の賞金額の変更により順位も変動します。
将棋のタイトル保有期間は?
タイトル保有期間は、タイトルを獲得してから次期タイトル戦が終了する期間までとなります。つまり約1年間です。
ちなみにタイトル在位期間によって『永世』または『名誉』という称号も付きます。
永世竜王:連続5期、または通算7期
永世名人:通算5期
永世王位:連続5期、または通算10期
名誉王座:連続5期、または通算10期
永世棋王:連続5期
永世王将:通算10期
永世棋聖:通算5期
※叡王にはまだ称号がありません。
コトバンク 永世称号より出典
藤井聡太七冠は棋聖を3期在位しています。あと2回防衛すると永世棋聖です。最短で22歳で達成されるって凄すぎます。
将棋の対局場所の決め方は?|タイトル戦の会場ってどうやって決めてるのか知りたい
将棋のタイトル戦対局の時期のまとめ
将棋のタイトル戦は毎年同じ時期に同じ棋戦が開催されています。
例えば渡辺明九段は、冬期に開催される『竜王戦』『王将戦』『棋王戦』に強いことから【冬将軍】なんて異名を持ってたりします。
各棋士の異名や通り名を覚えて将棋を観戦すると、また違った「観る将」の楽しさが増えますよ。
藤井聡太竜王・名人が八冠を達成して、将棋ブーム再燃しそうです。
これからのタイトル戦では、藤井聡太竜王・名人に対して、どの挑戦者がどんな作戦・研究で挑むか?が楽しみのひとつになってきます。
2023年のタイトル戦は竜王戦のみとなっていますが、藤井聡太竜王に若手有望株筆頭の伊藤匠七段がどう戦うか、期待に胸が膨らみます。