2023年5月13~14日に第81期名人戦七番勝負第三局が、高槻上公園芸術文化劇場(大阪府)で行われました。
シリーズ二局終わって藤井聡太竜王が2連勝と幸先良いスタートを切っています。対して渡辺明名人はここを落とすとタイトル陥落に王手がかかってしまいます。なんとしても1勝し流れを変えたいところです。
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第81期名人戦七番勝負第三局|高槻城公園芸術文化劇場での将棋対局
第三局は渡辺明名人の先手番で始まりました。渡辺明名人は矢倉囲いの戦型、藤井聡太竜王は『雁木囲い』に駒組を進めていきました。
※『雁木囲い』は6七の位置に銀を配置し銀の効きく斜め後ろに金を配置する囲いを言いますが、これが雁木という決まったものは無く、単に『雁木』や『雁木模様』などと解説したりします。
今回も定跡を外した力戦になりました。
互いに自陣の駒組を整えて戦いが始まったところで一日目が終わりました。
一日目の昼食ですが、渡辺明名人「鰻定食」藤井聡太竜王「2種あいがけカレー」でした。
渡辺明名人の召し上がった「鰻定食」ですが、どこに鰻がいるんでしょう?
ご飯に埋もれているのでしょうか?
「2種あいがけカレー」も気になりますね。
二日目が始まり攻め合いが始まります。
お互い駆け引きの攻防から藤井聡太竜王が徐々にペースをつかみ始めます。
藤井曲線の序章でしょうか。
渡辺明名人も角交換の決断をします。
それに対し、藤井聡太竜王が相手玉への追い込みを掛ける手を指しますが結果的にこれが時期尚早でした。
終盤、渡辺明名人が角の「攻防の一手」を指し、これが決めてとなり20時20分、藤井聡太竜王が投了し渡辺明名人が勝利しました。
結果、渡辺明名人1勝藤井聡太竜王2勝となり第四局へと続きます。
未だ藤井聡太竜王が勝ち星をリードしているので優位は変わりませんが、渡辺明名人も名人の意地を見せてくれてシリーズを盛り上げてくれます。
第四局も目が離せない展開となりました。