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第36期竜王戦七番勝負第二局|仁和寺(京都府)10月17~18日

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2023年10月17~18日に第36期竜王戦七番勝負第二局が、仁和寺(京都府)で行われました。

第一局を藤井聡太竜王が勝利しての第二局。貫禄勝ちの藤井聡太竜王に対して、タイトル初挑戦の伊藤匠七段は緊張が上回ったのでしょうか。素質はAクラス級の伊藤匠七段が巻き返すか、注目しましょう。

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第36期竜王戦七番勝負第二局|仁和寺(京都府)での将棋対局

藤井聡太竜王の先手番で始まった本局、藤井聡太竜王の得意戦型である角換わりとなりました。お互い序盤の研究に長けた棋士なので定跡に手が進みます。

先手番では高勝率を挙げる藤井聡太竜王なだけあり、積極的な指し回しです。それに対し、受けに回るのが伊藤匠七段といった構図です。

一日目の将棋めし

藤井聡太竜王「紅葉御膳」日刊スポーツより

伊藤匠七段「菊花御膳」日刊スポーツより

どちらも「和」を基調とした色彩豊かな御膳です。

中盤を過ぎてから、藤井聡太竜王の着実な攻めが功を奏し、いわゆる「藤井曲線」を描き始めます。

二日目からも、その流れは変わらりません。例えるならば、相撲で横綱ががっぷり四つから、じわじわと押し出そうとしている感じです。

あの手この手で流れを変えようと伊藤匠七段も志向しますが、結局流れは変わりませんでした。

二日目の18時37分、伊藤匠七段の投了により藤井聡太竜王のシリーズ2連勝となりました。

まさに完勝譜とはこの事で、盤石の将棋でした。

流れを変えたかった伊藤匠七段は連敗ですが、次戦は先手番です。

なんとか最強王者から1勝をもぎ取りたいところ。

対する藤井聡太竜王は次戦勝利でシリーズ王手となります。一気に決めそうな勢いもありますから楽しみです。



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