2023年3月11日~12日に第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第六局が大幸園(佐賀県)で行われました。
第五局で藤井聡太王将が勝利し、藤井聡太王将3勝羽生善治九段2勝で迎えた第六局。
藤井聡太王将が勝利すれば王将防衛、羽生善治九段が勝利したら勝ち星が並び第七局での最終決着となります。

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第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第六局|大幸園での将棋対局
羽生善治九段の先手番での第六局、戦型は『角換わり早繰り銀』で勝負を賭けました。
近年のトレンドで研究が多くなされてる戦型だけあって、途中まで早い展開で進みお昼休憩となりました。
一日目の勝負めしは
藤井聡太王将『性牛の陶板焼き』羽生善治九段『佐賀みつせ鶏の唐揚げ』です。
藤井聡太王将の佐賀牛…これは食べてみたいですね。和牛ランキングでも常にトップ10に選ばれる和牛です。もちろん羽生善治九段の選んだ唐揚げも美味しそうです。
午後の対局が始まり、お互い速攻は避け自陣の整備を整える展開になりますが、羽生善治九段のちょっとした方針転換が緩手とまでは行かないものの、少しずつ藤井聡太王将に形勢が傾き始め、そのまま一日目が終了しました。
二日目が始まり、藤井聡太王将が相手の隙を見逃さず、少しずつ差を広げていきます。
いわゆる【藤井曲線】です。
※藤井曲線とは、悪手を全く指さず少しずつ優位を築き、なめらかな曲線の関数のように右肩上がりになるグラフを言います。
結果、羽生善治九段の良さを消す完勝譜で藤井聡太王将が勝利し、王将防衛を果たしました。
しかし、羽生善治九段の底力も十分垣間見えたシリーズとも言えました。将棋は20~30代が一番強い世代と言われる中、52歳でタイトル挑戦すること自体すばらしく「老いてますます盛ん」を体現している羽生善治九段には是非タイトル通算100期を再度目指してほしいです。