2024年11月15~16日に第37期竜王戦七番勝負第四局が、おにクル(大阪府)で行われました。
藤井聡太竜王の2勝、佐々木勇気八段の1勝となっている今シリーズ。
防衛にリーチをかけるのか、勝ち星をタイに戻すのか、注目の一番です。
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第37期竜王戦七番勝負第四局|おにクル(大阪府)での将棋対局
佐々木勇気八段の先手番で迎えた第四局、戦型は角換わりの相早繰り銀となりました。
この戦型も定跡化されているので序盤は持ち時間を使わず進みました。
途中から佐々木勇気八段の研究なのか、早繰り銀の構えから腰掛けに切替え、8筋の飛車とのやり取りから馬を作って厚みを作りました。
一日目昼食メニュー
藤井聡太竜王「緑家の牛タンと竜王味噌おに定食、竜王山の勝ちハーブ茶」
佐々木勇気八段「薔薇すし」
サンケイスポーツより
牛タンも赤身マグロも魅力的ですね。
序盤から中盤にかけて、馬を利用した相手陣にプレッシャーをかける手順が妙手で、藤井聡太竜王も手を焼きます。
二日目も佐々木勇気八段が躍動します。
左辺、右辺と相手陣をけん制し、守備陣のほころびを見つけようとします。
二日目午前のおやつ
藤井聡太竜王「おにクリ モンブランどら焼き、茨木の鬼も喜ぶ梅ジュース」
佐々木勇気八段「茨木市の花 バラの上生菓子、自家養蜂はちみつのレモネード」
佐々木勇気八段得意のデザート連投です。最後も同じでしょうか?
終盤も佐々木勇気八段の馬切りから相手玉にプレッシャーを掛け優位を広げていきます。
今回の藤井聡太竜王は、相手の研究にハマった形で良さを出せません。
結果、97手で藤井聡太竜王の投了。佐々木勇気八段の勝利となりました。
これで、今シリーズ共に2勝ずつとなりどうなるかわからなくなってきました。
ここまで佐々木勇気八段が力を発揮するとは思っていなく、これはもしやという雰囲気も出てきました。
時節第五局の勝者が今シリーズを優位に進めるのは間違いありません。
果たしてどちらが勝利を収めるでしょうか!?
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