2025年4月3日に第10期叡王戦5番勝負第一局が、神楽家(愛知県)で行われました。
去年藤井聡太竜王名人から叡王の座を奪取した伊藤匠叡王。その座に挑戦するのが斎藤慎太郎八段となりました。
藤井聡太竜王名人がいない唯一のタイトル戦となる叡王戦は、近年なかった戦いとなります。
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第10期叡王戦5番勝負第一局|神楽家(愛知県)での将棋対局
伊藤匠叡王の先手番で始まりました第一局、本局は相掛かりの出だしとなりました。
比較的激しくなりやすい戦型でのスタートとなり、互いの大駒が躍動します。
右辺から戦いの香りがするところで昼食休憩となりました。
昼食メニュー
伊藤匠叡王「高知四万十うなぎのうな重、烏龍茶」
斎藤慎太郎八「高知四万十うなぎのうな重、烏龍茶」
両者とも同じメニューです。うな重なら納得ですね。
角交換から飛車に当てる4四角うちでけん制する斎藤慎太郎八段に対し、馬なりから駒得を主張する伊藤匠叡王。
形勢は互角のまま進みます。
1筋の攻め合いの後は互いの玉頭での攻防が始まりました。
7筋の今日の打ち合いは一歩間違えるとあっという間に終盤戦になる雰囲気をただよわせます。
午後のおやつ
伊藤匠叡王「フルーツミルクレープ、アイスティー」
斎藤慎太郎八段「クリームあんみつ、アップルジュース、アイスレモンティー」
不二家提供のスイーツはどちらもそそられます。
右辺から馬と香成りでプレッシャーをかける伊藤匠叡王に対し、左右挟撃で迫る斎藤慎太郎八段。
飛車成を優先させた斎藤慎太郎八段の見切りが結果的に1手勝ちの流れを持ち込みました。
無理攻めに見えなかった歩の叩きが、結果的に緩手になってしまうほどハイレベルの戦いは、桂打ちで迫るも冷静に対応されて勝利の見込みがなくなった伊藤匠叡王が投了。
第一局は斎藤慎太郎八段の勝利となりました。
フレッシュなタイトル戦のスタートとなった叡王戦。
後手番ながら相掛かりの混戦模様をうまくいなし、流れを呼び込んだ斎藤慎太郎八段の完勝譜でした。
叡王に一歩近づいた斎藤慎太郎八段ですが、藤井聡太竜王名人からタイトルを奪った唯一の棋士である伊藤匠叡王がこのまま終わるように思えません。
第二局もどのような展開になるか、乞うご期待です。
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