2023年3月19日に第48期棋王戦五番勝負第四局が、日光きぬ川スパホテル三日月(栃木県)で行われました。
第三局で渡辺明棋王が勝利すれば3連敗阻止となり星を五分に戻せます。
藤井聡太竜王が勝利すれば棋王奪取で6冠となります。
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第48期棋王戦五番勝負第四局|日光きぬ川スパホテル三日月での将棋対局
渡辺明棋王の先手番で始まった第四局、またしても戦型は『角換わり腰掛け銀』となりました。
4局連続同じ戦型はレアなケースです。まして後がない渡辺明棋王は流れを変えるために戦型を変えてくることも予想されていましたが、これは棋王の意地なのでしょうか。
対して藤井聡太竜王は渡辺明棋王の誘いを避けて違う定跡を採用しています。
一進一退の攻防が繰り広げられ、お昼休憩となりました。
今回の将棋めし 渡辺明棋王「栃木和牛のステーキ丼」藤井聡太竜王「鹿沼にらの玉子とじと八汐鱒(ヤシオマス)の押し寿司」
個人的には渡辺明棋王のステーキ丼が気になります。
午後に入り、藤井聡太竜王が少しずつ形勢を優位に進めていきます。今回も藤井曲線が描かれる展開です。そうはさせじと渡辺明棋王も、自身の角と相手の銀の交換の駒損をしつつ相手の急所を狙う作戦にでます。藤井聡太竜王も渡辺明棋王の攻撃を迎え撃って受けにまわり、自陣の玉を逃がす方針を成功させました。これにより反撃に転じて一気に攻勢に出た藤井聡太竜王が押し切り勝利しました。
これで棋王の称号を獲得するとともに、最年少での六冠達成となりました。
六冠を獲得しても、決して謙虚な姿勢を崩さず対局に対しての反省をする藤井聡太竜王。やはり、この天才の一人舞台となるのでしょうか?それともそれを阻止する新鋭棋士が現れるのでしょうか?今後も目が離せませんね。
渡辺明棋王は残念でしたが、まだ名人の称号を保持しています。『魔王』と呼ばれた意地を是非見せてもらいたいです。