記事内に広告を含む場合があります 将棋旅

第82期名人戦七番勝負第二局|成田山新勝寺(千葉県)4月23~24日

千葉県新勝寺将棋

2024年4月23~24日に第82期名人戦七番勝負第二局が、成田山新勝寺(千葉県)で行われました。

藤井聡太名人が第一局を勝利して迎えた第二局。盤石な名人に対し、豊島将之九段はどんな策で挑むのか注目の一局です。

第82期名人戦七番勝負第二局|成田山新勝寺(千葉県)での将棋対局

豊島将之九段の先手番で始まりました第二局。戦型は相掛かりから飛車を3筋に展開する形となりました。

いわゆるひねり飛車ですが、豊島将之九段は飛車を中段に構え揺さぶりを掛けます。

左辺の桂馬を交換し一日目の封じ手となりました。

二日目に入り、藤井聡太名人も飛車に威張られては相手の思うつぼとみて、桂馬を当てて牽制します。

二日目のおやつ

藤井聡太名人、豊島将之九段共に「成田産さつまいものショートケーキ」を注文

千葉日報「成田山での将棋名人戦」より

このケーキは可愛くて美味しそう。

藤井聡太名人は桂馬取りから相手の飛車に当てて見事飛車取りに成功します。ここから藤井聡太名人が優位に進めていきます。

しかし豊島将之九段も易々と主導権を握らせません。相手陣に「嫌味」を付けて戦況の差を開かせません。

しかし、118手目に藤井聡太名人が相手陣の5九に角打ちをすると、豊島将之九段は2七に玉を逃がします。

入玉を思わせる玉逃げでしたが、これが評価値をぐっと下げる結果となりました。

金打ちで逃げ道をふさがれ攻撃の道しかなくなった豊島将之九段でしたが、藤井玉は固く相手を詰ませる見込みなく投了。

藤井聡太名人の連勝と言う結果で第二局が終わりました。

第一局の結果から、豊島将之九段の先手番もあって勝ち星を五分に持っていく可能性もありましたが、ここは無敵の藤井聡太名人。相手の隙を見逃さず完勝となりました。

開幕2連勝は名人防衛に大きく前進。反対に2連敗は豊島将之九段にとって相当の試練となります。

この状況を打破できるか?藤井聡太名人が勢いにのり連勝街道まっしぐらなのか?

第三局に注目が集まりますね。



-将棋旅
-

error: Content is protected !!