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第49期棋王戦五番勝負第一局|新川文化ホール(富山県)2月4日

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2024年2月4日に第49期棋王戦五番勝負第一局が、新川文化ホール(富山県)で行われました。

現タイトルホルダーである藤井聡太棋王に伊藤匠七段が挑む五番勝負が始まります。

タイトル戦に対して完璧な強さを誇っている富士聡太棋王の牙城を伊藤匠七段は崩すことができるのでしょうか。

第49期棋王戦五番勝負一局|新川文化ホール(富山県)での将棋対局

振り駒の結果、藤井聡太棋王の先手番で始まった開幕戦。得意の角換わりから腰掛け銀の戦型になりました。先手番角換わりで圧倒的に強い藤井聡太棋王に、伊藤匠七段は定跡で迎え撃ちます。

お互い定跡を知りえてるので早い指し回しとなりますが、すぐに戦いが始まる展開にはなりません。

それでも、藤井聡太棋王が小刻みに牽制し打開を図ります。それでも伊藤匠七段は優位を渡しません。

昼食メニュー

藤井聡太棋王「魚津産紅ずわい蟹のスパイシーカレーオムレツのせ」

伊藤匠七段「松花堂弁当」

棋王戦コナミグループ杯中継plusより

カレーに贅沢にも、紅ずわい蟹をふんだんに乗せた逸品ですが、カレーと蟹が合うのか気になります。

松花堂弁当は地元富山の特産品が使われている贅沢な弁当ですね。

中盤戦から少しずつ藤井聡太棋王の評価値が上がる展開になる、いわゆる「藤井曲線」が今回も描かれるものと思われました。

しかし、並みいる棋士を破って挑戦者になっただけのことはある伊藤匠七段が、ふみとどまります。

決定打を欠く展開に、徐々に入玉模様となりました。

お互いに入玉した場合、点数計算により勝敗、または引き分けになる持将棋(じしょうぎ)になります。

【入玉の勝利条件および持将棋の条件】

どちらか、または両者入玉して詰む見込みのない展開になった時、点数計算で大駒1枚:5点、小駒1枚:1点として自陣の駒および持ち駒を計算します。

31点以上あれば勝ち。24点以上30点以下の場合は持将棋となります。

今回は伊藤匠七段から持将棋の提案を行い、富士聡太棋王がそれに応じ持将棋が成立しました。

大会の規定上本局は引き分け扱いとなりました。

開幕局、お互い負けられない状況でこういった持将棋となりました。

今まで富士聡太棋王に勝利していない伊藤匠七段ですが、これがきっかけになるでしょうか。

第二局どういった展開になるのか楽しみです。



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