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第8期叡王戦五番勝負第四局|浄土ヶ浜パークホテル(岩手県)5月28日

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2023年5月28日に第8期叡王戦五番勝負第四局が、浄土ヶ浜パークホテル(岩手県)で行われました。

藤井聡太叡王の2勝、菅井竜也八段の1勝で迎えた第四局。藤井聡太叡王が勝てば叡王防衛成功、菅井竜也八段が勝てば勝ち星をタイに戻し最終第五局に持ち込めます。

この対局、予想だにしなかった展開になりました。

第8期叡王戦五番勝負第四局|浄土ヶ浜パークホテル(岩手県)での将棋対局

菅井竜也八段の先手番で始まった第四局。振り飛車党の菅井竜也八段は「三間飛車」を採用したのに対し、藤井聡太叡王は居飛車で迎え撃って今回も予想通りの「対抗系」となりました。
しかし44手目に同一局面が4度現れたため、10時51分に「千日手」が成立しました。

これで先後入れ替えで指し直しとなります。

指し直し局は11時半に藤井聡太叡王の先手番で始まり、同様に対抗系の構えとなりました。

第四局の将棋めしは、藤井聡太叡王が「短角牛のローストビーフ丼とミニ冷麺」、菅井竜也八段が「三色丼+オレンジジュース」を注文。料理も違うもので対抗系となりましたね。

X(Twitter)ABEMA将棋ch(アベマ)より

昼食後再開され、居飛車穴熊対振り飛車穴熊の模様となり、お互いがけん制しあい、攻撃を開始したところで、穴熊戦特有の守り駒のはがし合いから同一局面が再度4度現れた為、18時32分、この日二度目の千日手となりました。

再度戦後を入れ替え菅井竜也八段の先手番で指し直し局が始まり、またしても三間飛車から穴熊に陣形を構えます。

お互いに攻めの思考を凝らしましたが、少しずつ藤井聡太叡王が形勢を良くしていきました。

菅井竜也八段も、端攻めで打開しようとしましたが、それをいなした藤井聡太叡王が優位を高め、21時8分、90手で藤井聡太叡王が勝利し叡王戦を制し防衛に成功しました。

お互いの意地がぶつかり合った結果、2度の千日手となりました。それだけに菅井竜也八段は終局後悔しさをにじませていました。

振り飛車党の星である菅井竜也八段には、また挑戦者となって戻ってきてほしいし、それができる棋士です。このシリーズ対局されたお二人は今後も応援していきたいです。



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